MBSニュースで報道された兵庫県相生市の看護学校のパワハラ実態を独自取材した動画を転載します。
https://youtu.be/RYCwgCj-8_Q?si=x4zEn0fCV-XkJfKH
Information and Archive against Academic Harassment
「甲南大学学生自死事件」に関するまんが版youtube動画が完成しています! 改めてご視聴と再度の拡散をお願いします。
甲南大学ハラスメント被害学生抗議自死事件 漫画版 2401102
まんが作者榎屋克優先生のXは@enokiyamangaです。様々な大変興味深くかつインパクトのある漫画が満載です!
以前公開していました標題のyoutubeですが、事態の進展が有りましたので、非公開としました。事案についての記事は2024年2月22日投稿していますので、そちらをご参照下さい。以前のyoutubeのご視聴を希望される方は、お問い合わせ欄にメール下さい。宜しくお願いします。
これまでの投稿記事の内、甲南大学学生自死事件でのアカデミックハラスメントに関するyoutube動画を作成・公開しています。被害学生の声が正しく社会に届くように、皆様による拡散をお願いします。
甲南大学の事案:
「甲南大学ハラスメント被害学生抗議自死:大学が冤罪被害隠蔽 240227」
「Konan University – Student Protest Suicide Case Questioned-240229」
前記事でわれわれは、甲南大学HPにおける「学長再任のお知らせ」の記事内に正しくない記述があることを指摘しました。即ち「2019年10月 国連人権理事会諮問委員会委員(現任)」とある記述は、(国連のデータなどによると)一期3年のみの任期で辞めているはずなので、正しくないのではないか、という主張でした。上記の記述は、2月26日(月)の時点で削除されたようです。前記事と同時にyoutubeを配信したのは2月25日(日)ですので、異例に早い対応かと思います。
ただ、昨日削除されたとしても、2022年9月の退任後現時点までほぼ1年5ヶ月、上記の委員退任のアナウンスはなかったばかりか、少なくとも「正しくない記述」は「学長再任のお知らせ」記事(2022年12月22日付)が出てからでも約2ヶ月そのままであった事実は変わりません。
甲南大学は、再任する学長の略歴を「正しくない記述」を利用して取り繕う以前に、人権問題の専門家である学長の見識を生かし、これまでの取り組みを反省して、学生の人権問題を率先して取り上げる姿勢を明確にし、真に学生を大切にしていく姿勢こそアピールすべきではないでしょうか。
甲南大学学生自死事件遺族からの訴えー遺族の言葉(3)2023/12/22現在、甲南大学HP「学長再任のお知らせ」に中井伊都子氏プロフィールが、正しくないと思われる内容を含む形で掲載されています。
「第18代 甲南大学学長・中井伊都子(なかい いつこ)略歴(2023/12/22現在)」の中の「2019年10月 国連人権理事会諮問委員会委員(現任)」の記載は、正しくないと思われます。 私たちは、2021年8月15日に国連に対し「中井伊都子氏は国連人権理事会諮問委員に不適任者である」という抗議文章を送付しました。私たちは、抗議文章送付後の経過を注目していました。その後、中井伊都子氏は、昨年になって同理事会諮問委員会委員を2019年10月〜2022年9月の1期のみでやめている(通常は再選されて2期務めるが、再選されていない)ことが判りました。このことは国連の関連ホームページ
https://www.ohchr.org/en/hr-bodies/hrc/advisory-committee/members
でも明らかです。にもかかわらず、2024年現在の甲南大学公式HP(上掲)には中井氏の現任略歴として今も同委員であるかのような記載がなされています。
ハラスメント被害者学生の遺族として、念のため井坂信彦衆議院議員事務所(甲南大学所在地議員)から外務省へ事実確認をお願いしました。2024年2月16日、外務省人権人道課から井坂事務所に「中井伊都子氏が現任ということはない」との回答がありました。
甲南大学の組織では、これまで2018年に抗議自死した学生に対するハラスメントを隠蔽放置し、その結果起こった抗議学生の死を軽視してその後の対応を全くしていない一方で、事実と異なる形で国連の重要ポストさえ大学広報の手段として利用しているように思えます。
甲南大学関係者の皆様、兵庫県知事、神戸市長、神戸市内産官学代表者・関係者の皆様、中井氏関係団体の皆様、甲南大学と組んでいるマスコミの皆様、この常識はずれの倫理観が欠如した姿勢を放置したままで済ませるのですか?これからも中井氏と笑顔で一緒に映った写真や記事を公に発信することができますか?
皆様の誠実な対応を期待します。
看護学校のハラスメント事例として新たに次のような声が寄せられました。当事者からの報告を以下に掲載します(管理人)
私立大学看護学部における実習科目履修拒否の裁判
近時、看護学校における教員の生徒に対するハラスメントが大きな社会問題となっています。そのようなハラスメントの一事例として、私が経験した事案を紹介します。
私は、大阪府内のある私立大学の看護学部に2020年に入学しました。
私は、3年次に当たる2022年度の冬学期に開講された看護実習のうち、いくつかの科目で不可となりました。背景には、寝る時間を確保出来ないほどの大量の課題を出されたり、体調不良になった際に医療機関の受診をさせてもらえない、理不尽な叱責をうけるなどの、私から見るとハラスメントとしか言いようのない対応があったと私は感じています。
私は、学内のハラスメント相談窓口にそれらの問題について申告しました。
一方、卒業のためには不可となった科目の再履修が必要となりますが、大学は、学長と学部長の連名で、私に対して大学教員に対してクレームを入れるような態度について改める旨求める文書を送ってきました。
学長は、学内のハラスメント対策委員会の委員長を兼ねており、その学長がそのような文書を送ってきたことは、中立性を疑わせるものだと思います。
私は、2023年度冬学期に実習授業の再履修を登録しましたが、大学は、教育研究評議会で、私について2023年度の実習科目の履修を認めないと決定しました。この決定については、学則上の根拠はないようです。
その理由として、大学は、私が過去に(提出物をなくされたり、テストのことについて誤った情報を流したことなどについて)教職員に対してクレームを言い、教員側がそのことによってメンタルに負荷がかかり、退職すると言い出すなど、その対応に苦慮しているところ、大学として、「安全配慮義務」に基づいて、教員に対して私の実習を担当するよう命ずることはできないからだ、と説明しています。
しかし、仮に、私が研究教育活動に支障が出るレベルでそのような行為を行っているのであれば、学則に従って停学などの懲戒処分を行うなどするのが筋であると考えられ、学則の根拠なくこのような学生にとって不利益な措置を取り、私の在学契約に基づく権利を侵害するのは違法であると考えられます。このままでは、私は退学に追い込まれることを余儀なくされてしまいます。
そこで、私は、管轄の地方裁判所に、大学を設置している学校法人に対して、大学が私に対して2023年度冬学期に実習科目を履修させることなどを求める仮処分を申し立てました。
そして、去る2024年1月12日、裁判所は「債務者は、債権者に対し、令和5年度冬学期に、債務者が設置する●●大学看護学部看護学科の別紙科目一覧(注:大学が履修拒否した科目が記載)記載の各科目を仮に履修させよ。」との仮処分命令が発令されました。
仮処分命令は、仮にその結果に不服があったとしても、その結果に従う義務が発生します。しかし、大学側は、不服申立て(保全異議)を行う一方、裁判所の命令には従うことがなく、私は、実習科目の受講ができないまま、時間だけが過ぎています。
大学は、私立大学であったとしても高等教育の担い手として公的な側面があるにもかかわらず、大学が学生に対してこのような対応をしていることは由々しきことと思います。
今後、大学側には、仮処分命令を踏まえた誠実な対応を行ってほしいと思います。
甲南大学抗議自死被害者学生母として、文部科学大臣及び兵庫県知事に要望者を提出しました。
再発防止のための背景調査を目的とした徹底した事実解明を行い、大学を含む関係者の対応の課題や再発防止策等を策定することを義務づける条例の制定を切望します。
甲南大学は、大学の不適切な対応のため学生自らが命を絶ったという事実の検証すらせず、事件風化を待つのみで、責任の回避をしています。
現在も被害者学生の尊厳は侵害されており、遺族に対する心的加害行為が続いています。
齋藤元彦兵庫県知事と中井伊都子学長
11月4日MBS毎日放送「情報7daysニュースキャスター」によって取り上げられた日本大学第三者委員会委員長の発言」、『鯛は頭から腐る』
まず、2022年に発生したパワハラ事案のこの間の経緯を簡略にまとめると:
1.2022年9月末、子供の手術で(講義の)担当者会議 (年2回前期と後期の初めに、昼休みの30分間行われる毎回同じ内容の会議) に欠席した件で、非常勤講師Sさんに、脅迫メールの送信と共に、15分に亘り暴言を吐き続けたK教授のパワハラ事案発生ー記事(4)参照
2.10月中旬、パワハラを受けた非常勤講師Sさんが学校側に報告
3.学校側の相談手続きを経て、11月末、Sさんが正式に監査部にハラスメント調査を申立てる。
4.2023年1月末、K教授の行為に対し、学校の調査チームによる「パワハラ認定」が行われた。
5.2月初め、K教授が不服申立て
6. 不服申立てによる再調査開始
7.6月中旬、再調査により、「再びパワハラ認定」
8.ハラスメント対応委員会設置
9.9月中旬、再発防止策が決定、パワハラ被害者のSさんに通知、一段落へ。
事の発生から一段落するまで、1年という長い月日がかかりました。
ここまで長引いたのは、調査チームの「パワハラ認定」に対し、K教授が不服申立を行ったからです。この不服申立により、再調査チームが作られ、振出しに戻ってまた一から調査する局面になったとか。そもそも、K教授には、自分が非常勤講師にやっている行為がパワハラに該当するという認識が欠如しているので、不服申立をするだろうと予想はしていました。しかし、K教授の不服申立から再調査チームの「パワハラ認定」までかかった時間は、何と4か月(23年2月から6月)です。慎重を期するというのは重々承知の上でも、その間の被害者Sさんの心境はどんなものだったのでしょう。今まで何度もパワハラ事案で学校を騒がせ、裁判で平気で嘘を付くような人物の不服申立に、再調査の必要性が果たしてあったのだろうか、率直に疑問に思います。
4か月にも亘る再調査が終了し、6月に、再び「パワハラ認定」が下されてから3カ月が過ぎました。その間、「ハラスメント対応委員会」が設置され、再発防止策について議論が行われたようです。その内容について、9月中旬、Sさんに大学側から再発防止措置についての説明があり、書面を渡され、ようやく一段落しました。
学校側が提示した再発防止措置の大まかな内容は以下の通りです:
「パワハラ行為を繰り返しているK教授には、非常勤講師の採用や委嘱、時間割編成に一切関わらないものとする。担当者会議にも出席できない。非常勤講師との直接の連絡・応対は禁止」。
会議にK教授を出席させないこと、教授のポストにありながら採用や時間割編成を出来なくさせること等、学校側の苦悩が垣間見れるものと言えるでしょう。しかし、これらの項目が、いつまで、どのレベルまで守られるかに関しては、今後も注意する必要があります。
何故なら2007年のパワハラ事案発生後、大学側は「非常勤講師との直接の連絡・応対は禁ずる」と約束しましたが、全く守られなかったからです。K教授はいつの間にか完全復活し、やりたい放題で、学校側も見て見ぬふりでした。
果たしてK教授のパワハラ問題が、決着付く日は訪れるのでしょうか。K教授はこれまでの20年間同様、いずれ学校の目を盗んで、何等かの形で、弱い立場の非常勤講師にハラスメントをするに違いありません。K教授が完全に退場するまで、終わりのない戦いのような気がします。
それから何よりも再発防止のために必要なのが、「ハラスメントの厳罰化」だと強く思います。K教授は「おれが非常勤講師をいじめても、どうせまた厳重注意で終わるだろう」と思っているからこそ、20年以上ハラスメント行為を続けられたのでしょう。2007年の1回目のパワハラ事案で、学校がきちんと対応し、「厳重注意」ではなく、もう少し厳重な処分をしていたならば、その後の被害者の数はここまで多くなかったと思います。その後のパワハラ裁判で敗訴しても、学校側はK教授に「厳重注意」しかしていない事実、世間離れしているこの軽い処分をしてきた学校側は、「パワハラを野放しにしている大学」という不名誉なレッテルを貼られても仕方がないでしょう。引っ切り無しにパワハラ行為を繰り返し、大学の名誉を大きく傷つけたK教授に、今回こそ、パワハラ言動に相応しい処分を下してほしいと思います。今後の処分内容に注目すべきです。
今回、大学側が、ある程度踏み入った再発防止措置を講じた背景には、K教授のパワハラ行為に遭っても、只泣き寝入りせず、勇気を出して学校や労基署に告発して下さった数人の非常勤講師の方々がいたからだと考えます。パワハラ訴訟を起こし、3年間、壮絶な戦いをした先生がいたからです。この蓄積があったからこそ、大学側も、もう野放しにはできないと判断したのだと考えます。
今後、今までハラスメントを見て見ぬふりをしてきた甲南大学が、パワハラK教授にどんな処分を下すか、どのように生まれ変わるのか、引き続き注目していきたいと思います。
昨年、初めて本ブログに掲載した「20年間続くパワーハラスメント(甲南大学)」シリーズですが、最近新しい展開があったので、本来は春に掲載予定であった記事を(4)として、また最近の報告を(5)として順次掲載していきたいと思います。
甲南大学が、K教授のパワハラを容認していると言える根拠(経過)
内定をもらった途端から現K教授は豹変し、一緒に働いていた同僚である他の非常勤講師等に対するハラスメントがスタート、非常勤講師が学校に相談。にも関わらず、2002年4月予定通り准教授へ昇格
にも関わらず、2021年K教授は所属長に昇格
⇒ 2007年と2016年の事案で、ハラスメントがあったと認定されたにも関わらず、処分はいつも最も軽い「厳重注意」のみ。「厳重注意」っていうのは、普通遅刻を何回か繰り返す社員に下すような処分。これじゃ、学校がK教授を擁護しているにしか見えなくないでしょうか?つまり、パワハラしても良いですよ~と言っているのと同じじゃないでしょうか?
大学側がK教授を野放しにしているので、パワハラは決して止まない。K教授は相変わらず、非常勤講師に威圧的な態度を取っている。そもそも「ハラスメント」という概念すら眼中にないので、反省は不可能に近い。2020年にも、一人の非常勤講師が学校側に訴え、「再発防止を約束する」という書面をもって和解した。しかし、2022年新たなパワハラ事件が発生。その内容がまた「非常勤の声」に載った。一体何度目?パワハラという認識すらないので、これからもずっと続くこと間違いなし。大学側は、どこまで野放しにするつもりなんでしょう?
多くの非常勤講師を苦しめ、大学側の名誉を著しく傷つけたにも関わらず、未だ反省の欠片もないK教授に、今度こそ適正な処分が下られることを願っている。